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私どもが、日ごろ家主さんと接しているうえで、定期借家制度を利用したいとおっしやる家主さんは、今のところいらっしやいません。
まだまだ一般の方にはこの制度が周知されていないのと、空室が多く入居募集にあたって定期借家の条件をつければ、それだけで敬遠されるのが現状です。
では、どのような時にこの制度を利用したらいいでしょうか?
家主の場合と借家人の場合について説明します。
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所有しているマンションが古くなり、近い将来建て替える、あるいは更地にして売却するため、自然に入居者が減るのを待ち、新たに入居者募集を行っていないとき |
このような場合に、空いた部屋を相場の三割から四割安く設定した家賃で、定期借家により貸すことをおすすめいたします。借りる側からすれば何年後かに確実に退去しなければならないということは、精神的、経済的に負担になりますが、相場よりかなり安ければ借りる人にもメリットがあります。家主にとっても、まったくその部屋から収入がないよりは、安くても確実に退去してもらえるのであれば、メリットがあります。
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収益マンションの計画でキーテナント募集時に定期借家制度を利用し収益の安定化をはかる。 |
テナント側からすれば、確実に決められた年数は、そこで事業ができるわけですから、投資計画が建てやすいというメリットがあります。
家主側からすれば、しっかりしたテナントを選ぶ基準にもなり、少なくとも普通借家よりは、安心して貸すことができます。
なお、マンション部分については、普通借家とします。
人気のある場所でテナントビルを建てテナントを募集する場合には、すべて定期借家で募集する事をおすすめします。この場合は、相場より少し家賃を低めに設定し、中途解約の場合のテナント側のペナルティに対する危倶をやわらげてあげるのがポイントです。
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