定期借家制度は、今現在は、借家人にとって大きなメリットがある制度とは思えません。
しかし、うまくこの制度を利用すれば借家人にとってもメリットがでてきます。
たとえば生活設計で何年後かには、家を購入する資金を貯め購入予定であれば、その年数が、家主さんの提示する年数に近い場合、定期借家を利用すればよいでしょう。
定期借家で募集する場合には、何年後かには売却の予定等の事情がある場合がほとんどです。当然家賃については普通借家よりも安く設定されています。
学生の方などは建替え前のマンションなどを定期借家であれば、相場より安く借りることができます。
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テナントで入居する場合の家賃交渉の際に定期借家制度を利用する。 |
家主が家賃設定する場合には、入居者が入れ替わることも考え、たとえば入居率80%で事業計画を立てる等、入居者不在期間も計算に入れた家賃設定がなされています。
しかし、10年間必ず借りるということであれば、また解約に対してのペナルティが決まっているのであれば、家主としても安心です。そこで、借家人の方から定期借家契約をするかわりに家賃を安くしてもらうという交渉は、十分可能です。
以上が、すぐにこの制度を活用できる場面です。将来的には、ほとんどが定期借家契約になることが予想されます。この制度が一般に周知されるにはまだまだ時間がかかりますが、それまでにいかにこの制度をうまく利用するかが大事です。
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