定期借家の法律Q&A
弁護士 宮崎 祐二

 

Q8

定期借家を契約するときは、家主に特別な義務があると聞きましたが、どのようなものですか。

 

A8 借地借家法第38条第2項の規定です。家主は予め借家人に対し、定期借家であること、つまり、契約の更新がなく、期間の満了により契約が終了することを記載した書面を交付して説明しなければならない、ということです。契約書とは別に、このような文書を作らなければならないので、家主は大変です。