担当者の選び方

 大手・地元業者とも長所・短所はありますが、業者を選ぶ一番のポイントはお客様と接する担当者にあります。
 不動産の場合は、車やテレビと違い同じものがひとつとありません。
また、工場で造り出すわけにはいきません。1つ1つの物件がすべて同じ条件ではないのです。金額も一生の中で一番高価な買い物となります。それだけに慎重になるのが当たり前です。
 そのような不動産を売買するのですから、その担当者選びがいかに重要であるかは言うまでもありません。
誠意のない担当者にまかせてしまえば、のちのち後悔するのは日に見えています。
良い担当者とは、お客様に有利になるように、売買について親身になって相談にのります。
 その都度適切なアドバイスをしてくれる担当者です。

担当者チェックリス

宅地建物取引主任者であるかどうか? 宅地建物取引業法により、従業員5名に1名は宅地建物取引主任者がいなければ、不動産業を営むことが出来ません。
担当者が宅建主任者であるかどうか、もし免許を取っていない場合は、その上司が持っているかどうか確認して下さい。
専門的な知識を持っているか? 不動産の場合は建築基準法・税法・資金計画等売買については専門的な知識が必要です。
担当者に質問してもあやふやな答えしか返ってこない人はダメです。
もし答えられない場合でも、後日調べて返答するような人を選びましょう。
多くの情報を持っているか? 多くの情報を持っていて、その中からよりお客様に合う物件をいくつか紹介するのが担当者の仕事です。
情報量が少なければそれだけいい物件を紹介することが、できないわけです。
他社のチラシ等に出ている物件でも、どんな物件かをたずねてみて下さい。
多く情報を持っている人ならどんな物件か説明してくれます。
いいことばかりを言わないか? 物件について良い点ばかりを説明する人は、あまり信用できません。
良い点・悪い点を正確に説明し、総合的にその物件を勧める担当者は信用できます。
トラブルになったとき、的確に対応するか? 言葉の行き違い等、少しトラブルになりそうなときでも逃げずに対応するかどうかは非常に大事なことです。
都合が悪くなれば連絡して来ないような担当者とは、つき合わない方が良いでしょう。
誠意はあるか? 熱意はあるか? 何度か担当者と接していれば、その人がいい物件を紹介しようと一生懸命かどうかわかるはずです。
誠意・熱意を持って営業する人であれば、取引の後、何があっても必ず相談にのってくれます。

 

自分に合った業者、担当者を選ぶには少し時間がかかります。
何度か訪問し、話しをすれば大体良い会社・良い担当者かどうかわかるはずです。
大きな買い物をするのですから、物件を探しに不動産業者を訪問するというよりは、自分に合った業者・担当者をさがしに行くという気持ちで訪問して下さい。
良い業者と良い担当者をさがすことができれば、売買もきっとうまくいくことでしょう。

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